樽材に使われるホワイトオークはイギリスでは古くから「森の王様」と呼ばれる最高品質の木材です。日本のミズナラによく似た木材で美しい真っすぐな木理が特徴。その強靭な耐久力が好まれ欧米では高級家具用材としてよく使われてきました。また木材の中に液体が入りにくいという特徴もあり、樽用材として使われる理由の1つでもあります。
ホワイトオークの柾目材には特有の虎斑(とらふ)と呼ばれる美しい木目が出ており、樽材はすべてこの柾目材を使用して作られています。こういった特徴的な木目は一般に「杢(もく)」と呼ばれ、高級木材の証でもあります。
柾目とは丸太の中心から半径の線に沿って木取りをした部位のことで、年輪が直線にあらわれ、縞模様のようになるのが特徴。それに対し、板目は年輪の模様が曲線を描くようにあらわれる。一見木目らしい模様が強い板目ですが、収縮による変形が強く、永く使う家具には向きません。一方柾目は、板目に比べて反りにくく、収縮に強いという特性をもっているため家具材、特にフローリング材としては最適です。高樹齢の太い丸太でないと取りにくいので、高級材として取引されています。